ソロキャンプで欠かせないアイテムのひとつがランタンです。夜のキャンプ場は想像以上に暗く、ランタンがなければ活動が難しくなることもあります。しかし、ランタンを選ぶ際に、数多くの種類がありすぎて、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。特に、価格や光源の違い、燃料の種類などが多岐にわたるため、初心者にとっては選ぶのが大変です。
この記事では、そんな方々に向けて、ソロキャンプに最適なランタンの選び方を解説します。初めてランタンを選ぶ方でも分かりやすく、具体的なポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
ランタンの重要性
キャンプにおける夜の時間は、静寂に包まれた自然の中でリラックスできる貴重なひとときです。しかし、夜は暗闇との戦いでもあります。ランタンはその暗闇を照らし、活動の安全性を確保すると同時に、温かい雰囲気を演出する重要なアイテムです。特にソロキャンプでは、仲間がいない分、自分自身での備えが必要となります。
ランタンの種類と特徴
ランタンには大きく分けて3つの光源タイプがあります。これらの光源にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、使用目的や場所によって最適なランタンを選ぶことが大切です。
1. 発光タイプ（LEDランタン）
電池や充電池を使用して光を発するランタンです。火を使わないため安全性が高く、初心者におすすめです。倒しても火事の心配がなく、メンテナンスも不要なため、手軽に使えます。
テント内やタープ内での使用も考えて一つは欲しいところです。
ただし、光は人工的な感じが強いため、雰囲気を重視する方には物足りないかもしれません。
2. 炎タイプ（ガスランタン・オイルランタン）
炎の揺らぎが特徴で、柔らかく温かい雰囲気を楽しむことができます。特にガスランタンは、燃料としてガス缶を使用するため、料理と併用できるという利便性もあります。オイルランタンは、灯油などの燃料を使い、よりクラシックな雰囲気を楽しむことができますが、テント内での使用は不向きです。
3. マントルタイプ（ガソリンランタン・ガスランタン）
マントルという特殊な素材を使い、非常に強い光を放つタイプです。ガソリンを燃料として使用し、燃費が良く、長時間点灯することができますが、メンテナンスや点火に慣れが必要です。
さらに、マントルには、ワンマントルとツーマントルとマントルが1つのタイプと二つのタイプが有りますがソロキャンプならワンマントルのガスランタンで十分です。どうしてもガソリンタイプは大きくなりますし、重量も有りますさらにツーマントルになると扱いも難しくなります。ですがガソリンツーマントルは、ものすごく明るいとゆうメリット有ります。
上級者向けのランタンとして人気があります。
ソロキャンプに適した明るさとは？
ランタンを選ぶ際、明るさも重要なポイントです。ランタンの明るさはルーメン（lm）という単位で表され、ソロキャンプにおいてはメインとサブのランタンを使い分けることで、効率よく照明を確保できます。
メインランタン（300～500ルーメン程度）
テント周辺を全体的に照らすための明るいランタンが必要です。ただし、ソロキャンプでは強すぎる光は必要ありません。焚き火の炎や自然の音を楽しむために、やや控えめな明るさが適しています。
サブランタン（100～200ルーメン程度）
: テント内やテーブル周りを補助的に照らすために、もう少し控えめな明るさのランタンを使用しましょう。料理をするときや、手元を照らすのに便利です。
因みに、コールマンのガソリンランタンの明るさで”CP”（キャンドルパワー）と表現されていますがわかりやすく”㏐”ルーメンで表すと1CP≒12㏐となりますので、コールマンの代表的なツーマントルランタンモデル”288A”ですと約2,640㏐ととんでもなく明るい事が解ると思います（防災面などではこの明るさが役に立つと思います）
ランタンの連続点灯時間
ソロキャンプの夜は長く、特に人が少ない場所ではランタンが消えると真っ暗になることもあります。そのため、ランタンの連続点灯時間をチェックすることが重要です。季節によって日没時間が異なりますが、一般的に7時間以上点灯するランタンを選ぶと安心です。
春・秋
日没が18時頃なので、少なくとも5～7時間は点灯できるランタンが必要です。
夏
日没が遅いため、4時間程度で済むこともありますが、予備のランタンがあるとより安心です。
冬
日没が早いため、7時間以上点灯できるランタンが求められます。
初心者におすすめのランタン
初めてのソロキャンプで使うランタンとしては、安全で取り扱いが簡単なLEDランタンか、手軽に炎の雰囲気を楽しめるガスランタンがおすすめです。
LEDランタン
「GOAL ZERO LIGHTHOUSE micro Flash」や「LUMENA M3」などが人気です。手のひらサイズでコンパクトかつ明るさの調整ができるため、ソロキャンプに最適です。また、連続点灯時間が長く、手軽に使える点も魅力です。
ガスランタン
「コールマン ルミエール」や「SOTO Hinoto」など、シンプルに着火できるタイプがおすすめです。揺らめく炎が夜のキャンプに温かみを与えてくれます。
マントルガスランタンでは、「Snow Peak ギガパワーランタン天」などが有りますが、マントルタイプは小型でもかなり明るく、80W相当 ㏐（ルーメン）で表すと1160ルーメン(lm)以上となります。周りに人がいないケース（冬の時期や穴場的な場所）では、この明るさが頼りになります。
メンテナンスの必要性
ランタンの種類によって、メンテナンスの手間が異なります。初心者には、メンテナンスが不要なLEDランタンやガスランタンが使いやすいでしょう。オイルランタンやガソリンランタンは、使用後の清掃や燃料の取り扱いに慣れが必要ですが、手間をかけることで愛着が湧いてくるアイテムです。
まとめ
ソロキャンプに適したランタンを選ぶ際には、使用シーンや目的に応じた光源タイプや明るさ、連続点灯時間、そしてメンテナンスのしやすさを考慮することが大切です。初心者の方には、取り扱いが簡単で安全性の高いLEDランタンや、雰囲気を重視したガスランタンから始めるのがおすすめです。
ランタンは、キャンプの夜の時間を豊かにしてくれる重要なアイテムです。自分にぴったりのランタンを見つけて、楽しいソロキャンプの夜を過ごしてください。
