ソロキャンプに挑戦したいと思った時、まずはキャンプ道具選びに悩む方が多いかもしれません。特にキャンプで欠かせないのが、タープというアイテムです。タープはキャンプサイトにリビングスペースを作るための重要な道具であり、上手に選ぶことで快適なキャンプ体験が得られます。
今回は、初心者向けにソロキャンプで失敗しないタープの選び方を詳しくご紹介します。選ぶ際のポイントやおすすめのタープ、各種商品の特徴など、初心者目線で分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
タープとは?
「タープって必要?」と思う方もいるでしょう。タープとは、シンプルな布一枚で作られる屋根のようなものです。テントが寝室だとすれば、タープはリビングルームのような役割を果たします。キャンプ中は食事や読書、焚き火など、活動時間の多くをタープの下で過ごすことが多く、快適なキャンプを実現するために非常に役立つアイテムです。
タープを使うメリット
タープは、直射日光や雨から身を守るためだけでなく、他のキャンパーからの視線を遮るプライバシー確保や、荷物を置くスペースの確保にも役立ちます。特に春から秋にかけてのキャンプシーズンでは、思っている以上に日差しが強くなるため、タープの下にできる影があることで気温が数度下がる効果が期待できます。快適に過ごすためにも、タープは必需品です。
初心者がタープを選ぶ際の3つのポイント
1. 設営の簡単さ
初めてタープを設置する場合、設営のしやすさが最も重要です。設営に時間がかかると、その後の活動に支障が出てしまうこともあります。ポールと張り綱を使ってバランスを取りながら設置するため、初心者には簡単に設営できるタープがおすすめです。
2. 軽量でコンパクトなもの
ソロキャンプでは、できるだけ荷物を軽く、コンパクトにまとめることが理想です。女性や徒歩、バイクで移動する場合、1kg以下の軽いタープが便利です。風が強い場合でも扱いやすい小さめのソロ用タープを選ぶと、風の影響も最小限に抑えられます。
3. 必要な機能を満たしているか
タープは天候やキャンプスタイルに合わせて選ぶことが重要です。一般的に使用される素材にはポリエステル、コットン、ポリコットンがあります。遮光性、防水性、難燃性など、それぞれの素材には特徴があるため、自分のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。
おすすめのタープ形状
初心者には、設営が簡単で使いやすい「ヘキサタープ」が特におすすめです。ヘキサタープはポールが2本しか必要なく、荷物を軽く抑えることができ、日陰の面積も広めです。一人でも設営ができるため、初心者でも短時間で慣れることができるのが魅力です。
他にも、ウイングタープやレクタタープ、スクリーンタープなどの形状がありますが、それぞれの用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。例えば、焚き火を楽しみたい場合は難燃性の高いタープ、広い日陰を作りたい場合は大きめのレクタタープが向いています。
おすすめタープ製品
1. スノーピーク ペンタシールド
スノーピークの「ペンタシールド」は、ソロキャンプの定番アイテムです。設営方法がネットや動画で豊富に公開されているため、初心者にも安心して使えます。遮光性に優れた素材を使用しており、夏の強い日差しをしっかりと遮ることができます。焚き火をタープの近くでしない場合、1kg以下の軽量でコンパクトなこのタープは最適です。
2. テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
このタープは、焚き火に特化した商品で、難燃性の高いポリコットン素材を使用しています。焚き火を楽しみながらキャンプをする方にぴったりで、厚手の生地が夏の強い日差しも和らげてくれます。ただし、焚き火をする際はタープの下で直接行わないように注意が必要です。
タープポールの選び方
タープを設営する際には、ポールが必要です。多くのタープにはポールが付属していないため、別途購入する必要があります。ポールの長さは、女性の場合は200cm程度あれば十分です。タープの前後でポールの高さを変えることで、雨の日でも快適なリビングスペースを作ることができます。
おすすめのポールとしては、DODの「コンパクトタープポール」や、スノーピークの「ウイングポール」があります。これらは軽量で持ち運びに便利なため、ソロキャンプにぴったりです。
前室が広いテントならタープ不要
前室が広いテントを使用する場合は、タープが不要なこともあります。前室とは、テントの入り口にある屋根付きスペースで、ここに荷物を置いたり、雨の日でも出入りしやすい特徴があります。前室が十分広いテントを使えば、タープを持参せず荷物を軽量化できます。
まとめ
ソロキャンプを快適に楽しむためには、タープが重要な役割を果たします。タープを選ぶ際は、設営のしやすさ、軽量さ、そして自分のキャンプスタイルに合った性能を重視することがポイントです。特に初心者には、設営が簡単で使い勝手の良いヘキサタープがおすすめです。自分のスタイルに合ったタープを選んで、ソロキャンプをより楽しく快適にしましょう。