キャンプ初心者が知っておきたいペグの正しい使い方や選び方について、わかりやすくまとめたガイドです。ペグをしっかりと固定できれば、風が強い日でもテントやタープが安定し、安全なキャンプを楽しめます。この記事では、ペグの打ち方や選び方の基本を解説し、初心者でも失敗しないペグの使い方を紹介します。
ペグの役割と選び方
ペグはテントやタープを地面にしっかりと固定するために使用する重要な道具です。適切なペグを選び、正しく使用しないと、強風や悪天候の際にペグが抜けてしまい、テントが飛ばされる可能性があります。この記事では、ペグの正しい使い方と、地面の種類に合わせた選び方を詳しく説明します。
ペグの打ち方の基本
ペグを打ち込む際、ロープが張っている方向とは逆にペグを傾け、地面に対して45度~60度の角度で打ち込むのが基本です。これにより、強風が吹いてもペグが抜けにくくなります。ロープと同じ方向にペグを打ち込むと、力が加わった時にペグが抜けやすくなり、危険です。また、ペグを垂直に打ち込むのも避けましょう。
ペグを打ち込む深さ
ペグを打ち込む深さは、ペグの引っ掛け部分が地面から少し出るくらいが理想的です。テントやタープの位置が確定したら、全体を仮止めしてから最終的にしっかりと打ち込みます。地中の硬い物に当たった場合は、少し位置をずらして再度打ち込みましょう。無理に打ち込むと、ペグが変形する可能性があります。
ペグ抜きの方法
ペグを抜くときは、ペグ抜き付きのハンマーを使うと便利です。ハンマーの反対側にある引っ掛け部分をペグに引っ掛けて、栓抜きのように力を加えるとスムーズに抜くことができます。それでも抜けない場合は、ハンマーでペグを軽く横から叩くと、地面との隙間ができて抜きやすくなります。
注意点
抜けないペグを刺さったまま放置して帰るのはやめましょう。
次にそのサイトを使う方の迷惑になりますし、どこに残っているかも分からなくなるので大変危険です。
抜けないからと更に地面に叩き込むのは、言語道断!
必ず、管理者等に相談して指示を仰いで下さい。
地面に合ったペグの選び方
ペグにはさまざまな種類があり、地面の状態に応じて適切なものを選ぶ必要があります。例えば、固い地面には頑丈な鍛造ペグ、砂地にはプラスチック製のサンドペグが適しています。以下では、代表的なペグの種類と、それぞれの特徴を解説します。
鍛造ペグ
非常に頑丈で、どんな地面でも対応可能です。特に石が多い地面や固い地面に適しており、固定力が高いですが、重量があるため車移動のキャンパーにおすすめです。
チタンペグ
軽量で強度も高く、錆びにくいのが特徴です。徒歩やバイクで移動するキャンパーには、重さを考慮してチタンペグが最適です。ただし、価格がやや高めです。
アルミペグ(Y型)
軽くて抜けにくい形状が特徴ですが、短いため補助的に使用するのがおすすめです。芝や柔らかい地面に適しています。
プラスチックペグ
砂浜での使用に適しており、軽量かつ安価です。砂地に適した返しが付いているので、砂地でもしっかり固定できます。
ピンペグ
標準的なテントやタープに付属していることが多いですが、強度が低いためおすすめしません。代わりに、より頑丈なペグを購入することを推奨します。
おすすめのペグとハンマー
キャンプで使うペグやハンマーの選び方について、いくつかのおすすめアイテムを紹介します。頑丈で扱いやすいものを選ぶと、快適で安全なキャンプが楽しめます。
鍛造ペグのおすすめ
「スノーピーク ソリッドステーク」は、長さ30cmで高い固定力があり、特に固い地面での使用に適しています。
チタンペグのおすすめ
「Boundless Voyage チタンペグ」は、軽くて強度があり、キャンプ道具を軽量化したい方に最適です。
ペグハンマーのおすすめ
「スノーピーク ペグハンマー PRO.C」は、打撃時の反動が少なく、疲れにくい設計が特徴です。また、ペグ抜き機能が付いているので、ペグの抜き取りも簡単です。
ペグ打ちのテクニック
砂浜などの柔らかい地面でペグを使用する場合、強度を高める工夫が必要です。砂地での強度アップの簡単な方法として、レジ袋に砂を詰めてペグの上に置くことで、ペグの固定力が向上します。さらに、専用のサンドペグを使うと、抜けにくくなります。
ペグの長さの選び方
ペグの長さは、地面の状態や設営するテントやタープの大きさに応じて選ぶ必要があります。初めて購入する場合は、30cmのペグを選ぶのが無難です。この長さがあれば、一般的なキャンプサイトでの使用に適しており、強風にも耐えることができます。
まとめ
ペグの正しい打ち方と選び方を理解すれば、キャンプがより安全で快適になります。適切なペグを選んで正しく使用することで、テントやタープの設営がしっかりと行えるようになり、キャンプの楽しさが増します。