近年、台風や豪雨などによる避難勧告や警報を目にすることが増えてきました。自然災害の発生時には備えが重要で、普段から役立つキャンプ道具が非常時に大きな助けになることも少なくありません。
本記事ではキャンプ好きな筆者が普段使用しているキャンプギアや、非常時用に備えている道具を紹介し、災害時にも役立つアイテムをピックアップしてまとめました。この記事を読むことで、日常使いが可能でありながら、非常時にも対応できるアイテムの選び方や活用法が分かるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
災害や停電など、いざというときの避難生活において役立つキャンプ道具を選ぶ際のポイントとして、
・ 多機能性
・ 携帯性
・ 耐久性と防水性
の3つが特に重要です。
一時的な避難であれば自宅にある道具で対応できることもありますが、避難が長期間にわたる可能性がある場合、これらのポイントを考慮することで、より快適で安全な避難生活を送ることができます。
今回は、多少の移動を伴う避難を想定して、役立つキャンプ道具について詳しく解説します。
多機能性
まず注目したいのが「多機能性」です。一つの道具で複数の役割を果たせるものは、荷物を減らすことができ、避難生活において非常に便利です。
例えば、防災ラジオはラジオ機能に加えてライトやモバイルバッテリーの機能も備えており、災害時には一つで複数の用途に対応できる優れたアイテムです。また、マルチツール(十徳ナイフ)も、ナイフやドライバーなど多くの機能を一つに集約しており、避難時に重宝します。
避難の際、持ち物が多すぎると移動の妨げになることがあります。そのため、一石二鳥の道具を選ぶことで、荷物を減らしながら必要な機能を持ち運ぶことが可能です。
携帯性
次に「携帯性」についてです。非常時には、軽量でコンパクトな道具が大きな差を生みます。避難する際は、できるだけ荷物を軽くして移動しやすくすることが重要です。
家族で避難する場合であっても、それぞれが軽い荷物を持つほうがスムーズに動けます。特に水や食料などの重量物は、量を考えて持ち運ぶことが求められます。例えば、2リットルのペットボトルの水を複数本持ち運ぶのは大変です。避難時には、500mlから1リットル程度のサイズを選ぶことで、負担を減らすことができます。
さらに、携帯用浄水器があれば、現地で水を確保し、飲料水を作ることも可能です。このように、携帯性に優れた道具を選ぶことで、非常時における移動や使用が格段に楽になります。
耐久性と防水性
最後に「耐久性と防水性」も見逃せないポイントです。災害はいつ発生するか分からないため、非常用の道具は長期間保管でき、信頼できる品質であることが求められます。
例えば、保存水や保存食は長期保存が可能なものを選ぶと安心です。また、いざ使用しようとした際に劣化していて使えないといったトラブルを避けるため、定期的に状態を確認することも大切です。
その他、屋外での使用を考慮し、防水性が高く、強度のある道具を選ぶことも重要です。キャンプ道具は、過酷な環境下でも使用することを想定して作られているため、非常時にも非常に適しています。
災害時に最も重要な3つのポイント
災害時や停電時に使えるキャンプ道具の選び方が分かったところで、次に最低限必要なものを3つピックアップしてみましょう。
1. 水の確保
2. 食料の確保
3. 情報を得る手段
これらは災害発生時にまず優先して準備しておきたいものです。
水の確保
飲料水の確保は最優先事項です。長期間の保存が可能な水や、携帯浄水器を使って現地で水を浄化することができれば、荷物の負担を減らしつつ必要な水を得られます。
食料の確保
カロリーメイトやレトルト食品など、長期保存が可能で簡単に食べられるものを備蓄しておきましょう。また、キャンプ用のフリーズドライ食品もおすすめです。
情報を得る手段
災害時には情報収集が重要です。ラジオやスマートフォンの充電が可能な防災ラジオを用意しておくことで、停電時でも必要な情報を得ることができます。
役立つキャンプ道具の具体例
非常時に役立つキャンプ道具について、具体的にいくつか紹介します。
ポータブルバッテリー
スマートフォンの充電や小型の家電を動かすために、ポータブルバッテリーは非常に便利です。容量の大きいものを選んでおくと、停電時にも安心です。
テント・タープ
避難所が混雑している場合や、一時的な避難場所を確保したい場合にテントやタープが役立ちます。屋外でも安心して過ごせるように、設営が簡単で耐久性のあるものを選びましょう。
携帯用ガスバーナー
電気が使えない状況での調理には、携帯用のガスバーナーが便利です。軽量で持ち運びしやすく、アウトドアでも使用できるものを用意しておくと良いでしょう。
LEDランタン
停電時には明かりが必要です。電池や充電式のLEDランタンは長時間使用できるものが多く、夜間の活動を支えます。また、太陽光で充電できるソーラーランタンも便利です。
マルチツール
十徳ナイフやマルチツールは、ナイフ、ハサミ、缶切りなど、さまざまな機能が一つにまとまっており、緊急時に幅広く活用できます。
まとめ
災害時や停電時には、普段から使用しているキャンプ道具が非常時に大いに役立つことがあります。多機能性、携帯性、耐久性と防水性を重視して、いざというときに備えておくことが大切です。
今回紹介したアイテムを参考に、自分や家族の状況に合わせて必要なものを備えておきましょう。準備をしておくことで、災害が起こったときにも冷静に対処できる安心感を得ることができます。今のうちにしっかりと備えをして、万が一の際にも慌てず対応できるようにしましょう。