一人でのキャンプは難しそうと感じるかもしれませんね?
キャンプに不慣れで、どこから手を付けていいかわからない、間違いを避けたいのでアドバイスがほしい、と思うことでしょう。他人のキャンプの模倣から始めると失敗することも多く、私も経験があります。
私は未経験からスタートし、5年間で150回以上のソロキャンプを行いました。多くの失敗を経て、今では自信を持ってキャンプを楽しんでいます。
この記事では、初心者でも迷わないように、ソロキャンプに必要な「道具と知識」を詳しく説明します。記事の中では、車で移動しやすい春や秋のキャンプを想定しています。
読み進めることで、「初心者が一からキャンプを始めるのに実際に必要なこと」が全て理解できるでしょう。
キャンプへの夢中になれることを願っています。
ソロキャンプの魅力とは?【自由を満喫】
ソロキャンプの魅力は、「いつもキャンプのことを考えている状態になる」ことです。
キャンプ日は晴れるか、キャンプ場はどこが良いか、次にどんな道具を買うか、キャンプ飯は何にするか、と考えることが多くなります。全てを自分の好みで選び、行動できるので、誰の意見も必要としません。
いつも家でこっそりと食べるカップラーメンも、汁まですべて飲めます。昼寝も好きなだけでき、邪魔されることはありません。自分だけの自由な時間を王様のように楽しめます。
ソロキャンプの魅力は無限大ですが、文字や写真だけでは伝えきれません。実際に体験してみてください。ハマるとキャンプのことばかり考えるようになることでしょう。
以下、キャンプ初心者に向けた基本の道具とそれを使う前に知っておくべきことを解説します。
効率的に道具をそろえる前に知っておくべきこと
道具を揃える前に、まずキャンプを経験しましょう。理由は2つあります。他の道具が欲しくなること、またキャンプが自分に合っていないかもしれないからです。始めに買った道具は、結局買い替えることになります。
キャンプを続けると自分に合った道具がわかるようになりますから、初期費用をかけるよりも、本当に欲しくなった道具を買うための予算を残しておきましょう。続ける気にならなければ、そろえた道具とお金が無駄になってしまいます。
実際にキャンプをすると、自分に向いていないと感じるかもしれません。キャンプ道具はかさばるし、処分するのも大変です。最初から全てそろえるのはおすすめしません。
「でも、道具なしでどうやってキャンプするの?」と思いますよね。その方法は、道具をレンタルするか、デイキャンプで練習するかの2つです。
道具をレンタルすることにより、購入前にキャンプが可能です。必要な道具が揃い、キャンプ場まで手ぶらで行け、使用後のメンテナンスも不要です。一方で、自分のものにならないというデメリットもあります。しかし、無駄な道具を買うよりもコストが低く抑えられます。
デイキャンプを行うと、日帰りでキャンプの雰囲気を味わえます。準備や撤収が楽で、寝具が不要です。テント設営の練習もできますが、夜の雰囲気は味わえません。
ソロキャンプ用具の選択ガイド:基本アイテムと選び方
ソロキャンプを始める際、どのアイテムを揃えれば良いか迷うことが多いですね。このセクションでは、ソロキャンプに必要な基本アイテムとその選び方を具体的にご紹介します。
キャンプ道具の選び方のポイント
– 人気のある定番商品を選ぶ
– 必要最低限のアイテムから始める
– 収納や持ち運びが便利なコンパクトなものを選ぶ
必要な基本アイテム
– テント:ドーム型テントが初心者には設置しやすく、安心です。荷物のスペースも確保しやすい2~3人用を選びましょう。
– テーブル:折りたたみが可能で持ち運びに便利なものがおすすめ。イスとの高さを考慮して選ぶと良いでしょう。
– イス:長時間座っても快適なものを選び、テーブルとの高さバランスを考慮します。
– 寝袋:使用する季節や個人の寒がり度に合わせて選びます。布団のような封筒型が使いやすいです。
– マット:地面の凹凸や冷気を和らげるために必要です。厚みとクッション性に富んだものが快適。
– ランタン:LEDタイプが使いやすく、安全です。
– クーラーボックス:保冷力と容量を考慮して選びます。ハードタイプが一般的ですが、収納に便利なソフトタイプも選択肢に。
– バーナー:使用する料理の種類により、卓上コンロやコンパクトなシングルバーナーから選びます。
– クッカー:家庭用の鍋やフライパンを初めは使用し、必要に応じてキャンプ専用のものを選びましょう。
– 収納ボックス:アイテムを一括で運べる頑丈なプラスチック製がおすすめです。
– 焚き火台:キャンプ場で必要とされることが多いです。薪がそのまま入るサイズを選ぶと便利です。
これらのアイテムを揃えると、ソロキャンプがより快適に、そして楽しくなるでしょう。ただし、すべてを新品で揃える必要はありません。レンタルや中古品も選択肢に含めてコストを抑えることが可能です。始める前に少しでもキャンプを体験してみることで、自分にとって何が本当に必要かが見極めやすくなります。
【出発前のチェックリスト】キャンプを成功させるための5つの準備ポイント
キャンプの成功は事前の準備にかかっています。出発前に確認すべき重要な5つのポイントをお教えします。
1. **天気予報の確認**
– 風速、雨量、気温、日没の時間をチェックします。特に強風はキャンプにとって大敵です。風速が5メートル以上の予報がある場合は、安全を考慮してキャンプを延期することも検討しましょう。強風下ではテント設営が困難になり、安全な焚き火ができなくなることがあります。
2. **キャンプ道具の使用方法の確認**
– 使用する各道具の取り扱い方法を事前に確認し、必要であればテストしておくことが重要です。これにより、現地でスムーズに設営や使用が可能になります。また、梱包材は事前に取り除いておくと、現地でのゴミ処理が楽になります。
3. **荷物の積み込み**
– 車への荷物の積み込みは前日に済ませておくと安心です。当日のバタバタを避け、忘れ物を防ぐことができます。荷物は使用する順番に応じて積み込み、特に頻繁に使うアイテムは取り出しやすい位置に置くことがポイントです。
4. **忘れ物チェック**
– 出発前にテント、寝袋、バーナー、クッカーなど、キャンプで必須のアイテムが全て揃っているかを再確認しましょう。積み込んだものだけでなく、積み忘れがないかもチェックすることが大切です。
5. **キャンプ場情報の確認**
– キャンプ場までのアクセスルートや所要時間、キャンセルポリシー、チェックイン・アウトの時間、キャンプ場のルールや設備、スマホの電波状況、他のキャンパーの口コミなど、詳細な情報を確認しておきましょう。これにより、予期せぬトラブルを避けることができます。
これらの事前チェックを行うことで、キャンプ当日はよりスムーズに、そして安心して楽しむことが可能となります。
初心者向けの安心キャンプ場選び:6つの重要ポイント
ソロキャンプを始めるにあたり、適切なキャンプ場を選ぶことは重要です。初心者が安心してキャンプを楽しめるための6つのポイントを紹介します。すべてを満たす必要はなく、実際の状況に応じて選びましょう。
1. **区画サイトの利用**: 個別に区切られた区画サイトは、自分のスペースが保証されており、設営が容易です。車を横付けできる場所も多く、初心者には特におすすめです。
2. **駐車場の近さ**: サイトまで車でのアクセスが可能な場所を選ぶと、荷物の運搬が楽になります。特に重い荷物を運ぶ際には、このポイントが重要になります。
3. **管理人の常駐**: トラブルが発生した際に相談できる管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶと安心です。特に夜間に管理人がいない場合があるため、事前の確認が必要です。
4. **アクセスの良さ**: 自宅から2時間以内のキャンプ場を選ぶと、長時間の運転による疲労を避けられます。キャンプ後の疲れを考慮して、運転時間は短めに保つことが望ましいです。
5. **設営・撤収のしやすさ**: 芝生のサイトは汚れにくく、ペグの打ち込みもしやすいため、初心者には特に適しています。設営や撤収が簡単なサイトを選びましょう。
6. **携帯電話の電波状況**: キャンプ中にスマートフォンが使用できるかどうかは、安全や便利さに直結します。特に緊急時の対応や情報収集に必要ですから、電波状況を事前に確認しておくことが重要です。
これらのポイントを踏まえたキャンプ場選びにより、初心者でも安心して楽しむことができます。また、キャンプ場を利用する際には、利用者の口コミも参考にしてみてください